映画「Drive/ドライヴ」 あらすじ

ジャンルを問わず一年中、映画漬けの生活を送っている、自称ゆるーい映画オタク⁉の私が

独断と偏見でオススメする、アクション映画「Drive/ドライヴ」のあらすじ です。

 

 

 

以下は、詳しいあらすじです。 ネタバレが嫌いな方は読まないで下さい ネ。

あらすじ

 

ー起ー

引用元:ドライヴ / © 2011 Drive Film Holdings, LLC. All Rights Reserved.

 

夜のロサンゼルスを一台のアメ車のシボレーが走っている。

後部座席に乗る2人は、銀行強盗犯。

 

その男は見事な運転テクニックで、警察を鮮やかに振り切り、強盗犯を逃がして自分の家へと帰宅する。

 

その男の仕事は、華麗な運転技術を駆使して、銀行強盗犯の逃走を助ける「逃がし屋」だった。 昼間は自動車修理工場で働く寡黙な男で、修理工場のオーナーであるシャノンは親しみを込めて、その男をキッドと呼んでいる。

 

たまに、その運転テクニックにほれ込むシャノンの頼みで、映画のカースタントの仕事もこなしていた。

 

キッドは、自分の住むアパートの隣人アイリーンのことがひそかに、気になっていた。

 

ある日、アイリーンのクルマがスーパーで故障して困っているのを、キッドが見かけ、送ってあげる。 そこで、初めて言葉を交わす、二人。

それをきっかけに、アイリーンとその彼女の息子ベニシオとの交流がはじまる。

 

ただ、彼女アイリーンには、刑務所に服役中の夫がいたのだ。

 

そのころ、修理工場オーナーのシャノンは、金にならないこの業界を止めて、キッドを使ってレースの業界に進出しようと考え、この街の裏社会のドン的存在であるバーニー・ローズに、資金の援助を頼み込む。

 

一方、キッドとアイリーンはデートを繰り返し、アイリーンの息子ベニシオも、しだいに彼になついていった。

 

そんな時、服役していたアイリーンの夫、スタンダード・ガブリエルが出所することになった。

 

主人公キッドの口数の少なさも加わり、序盤は静かに物語が進んで心が落ち着いているのですが、アイリーンの夫が出所することになり、なにやら胸騒ぎを感じ始める展開になってきました。

ー承ー

引用元:ドライヴ / © 2011 Drive Film Holdings, LLC. All Rights Reserved.

 

出所したスタンダードは、キッドと会うも、当然ながら良い印象を持たない。

 

だがある時、キッドはスタンダードが血だらけで倒れている現場に出くわしてしまう。 

 

スタンダードは、ある問題を抱えていたのだ。

それは、その現場にいたクックという男に刑務所で借金を作ってしまったのだ。

そしてクックは、出所後に質屋への強盗をスタンダードに強要していた。

 

家族のために危険は冒したくない一方、家族に危害が及ぶことも危惧したスタンダードは、断れず自分が暴行され脅されていることも家族には黙っていたのだ。

 

そんなスタンダードの事情を知ったキッドは、彼の家族を守るため、強盗の「逃がし屋」として協力する決意をする。 

そして強盗決行日、キッドはスタンダードとクックの知り合いの女ブランチをクルマに乗せ、目的の質屋へと送る。

 

犯行を静かに見守るキッドだが、近くに怪しい黒いクルマが止まっていることに気がつく。

 

強盗は簡単に成功し、まずブランチが質屋から奪った金を持って戻ってくる。

そして、つぎにスタンダードが表に出てきたが、質屋の店主に撃たれて死んでしまう。

 

突然のことに驚き、スタンダードを残しキッドはブランチを乗せ、急発進でその場を離れるが、例の黒いクルマが後を追ってくる。

 

銃撃をしながら執拗に追ってくる黒いクルマ。

激しいカーチェイスの末、黒いクルマは横転し、からくも振り切ることに成功する。

 

状況を整理するため、一旦、モーテルに身を隠す、キッドとブランチ。

キッドは犯行を行う前に、クックから4万ドルと聞かされていたが、奪った金は100万ドルを超える大金だった。

 

テレビをつけると、強盗事件のニュースが流れていたが、なぜかスタンダードの単独犯行とし、質屋には被害がなかったと報道されていた。

 

裏があると感じたキッドは、クックの知り合いのブランチを問い詰める。

彼女は、犯行後に別のクルマが金を取りに来ると聞かされ、金額のことは知らなかったと、白状した。

 

その直後、二人の武装した男に襲撃されてしまう。

ブランチは頭を撃たれ死んでしまうが、キッドはその2人を、からくも撃退することに成功する。

 

キッドはクルマをはしらせ修理工場へと向かう。

 

そしてシャノンに、ニュースで流れている強盗事件に自分が関わっていることを話し、その話を聞いたシャノンは、すぐにバーニーに電話しクックについての情報を聞いた。 どうやらスタンダードは、はめられたのだ。

 

クックの居場所を知ったキッドは、ストリップクラブの控え室で彼を見つけ、ハンマーで殴り、今回の強盗は、ニーノという人物が首謀者だということを聞き出す。

キッドは、クックの携帯電話でニーノに連絡し、「金を取りに来い」と言う。

 

事態は急展開をむかえます。 

だんだんと表の静かな一面から、裏の残酷性が顔を見せ始めるキッドの二面性。

 

アイリーンと息子ベニシオはどうなるのか、気になってくる展開です。

 

ー転ー

引用元:ドライヴ / © 2011 Drive Film Holdings, LLC. All Rights Reserved.

 

ニーノとのやり取りのあと、アパートに帰って来たキッドは、これから仕事に向かうアイリーンを呼び止め、夫のスタンダードが死んだこと、そして死亡した経緯を伝える。

そして、強奪したこの金でベニシオンと新しい生活を始めるよう話す。

 

しかし、夫の死など突然の出来事にアイリーンは状況を整理できず混乱する。

自分も一緒に行き、2人を守るというキッドの真剣な説得を次第に理解し、心打たれ涙するアイリーン。 そして、二人はキスを交わす。

 

その直後、ニーノの手下が現れ、2人に襲いかかってくる。

が、キッドは反撃し、その男の頭を異常なまでの攻撃を加え殺してしまう。

 

キッドのあまりの残忍性にアイリーンは衝撃を受け、その場から怯えて去っていく。

 

一方、シャノンがバーニーに連絡したことで、ニーノが勝手に強盗計画をしたことが、バーニーに知れてしまう。

 

ニーノは個人的にマフィアに恨みがあり、その復讐のためにマフィアが質屋に隠している金を強奪する計画をしたのだった。

そして、マフィアから自分が黒幕だと分からないように、スタンダードを生贄にしたてたのだ。

 

このことをマフィアが知ったら、ニーノの相棒である自分も危ないと感じたバーニーは、ニーノにキッドの口封じを指示する。

また、バーニーは強盗計画を知るもの全員の口を封じるため、修理工場へと向かう。

 

強盗事件の真相を知ったシャノンは、自身の身の危険を察し、逃げる準備をしていたところを、バーニーに殺されてしまう。

シャノンの身を心配したキッドが修理工場に向かうが、すでに殺された後だった。

 

いよいよ物語はクライマックスに進み、完全に怒りを前面に出すキッド。

静かにそして残酷に敵を始末するキッド。

ハッピーエンドでは到底終わらない、結末を予感します。

 

ー結ー

引用元:ドライヴ / © 2011 Drive Film Holdings, LLC. All Rights Reserved.

 

キッドは、今まで世話をしてくれたシャノンの死を悲しみ、復讐を誓う。

その後、ニーノの店を張り込み、復讐の時を静かに待つキッド。

 

夜遅く、店から出てきたニーノをクルマで追跡し、チャンスを見てニーノのクルマに後ろから激突し、崖から海に落としてしまう。

 

だがニーノは死なず、クルマから這い出てくるが、キッドにゆっくり追い詰められ、最後は海に沈められ溺死させられてしまう。

 

そしてキッドは、ニーノの携帯電話でバーニーに電話をかけ、ニーノを殺したことを告げるのだった。

 

バーニーは今回の経緯を説明し、マフィアから盗んだ金をこちらに渡せば事態は収拾し、アイリーンと息子のベニシオンも見逃すことを約束する。

が、キッドは絶対に許さないと言うが、明日には盗んだ金を渡すとも伝えた。

 

キッドは、これが最後になると覚悟し、アイリーンに電話をかける。

 

もう二度とアイリーンとベニシオンには会えないこと。

アイリーンとベニシオンとのドライブは、人生で最高の時間だったこと、を伝えた。

 

バーニーが待ち合わせに指定したレストランに、キッドは現れる。

「金を渡せば女子供に手は出さないが、おまえは別だ」とバーニー。

二人はナイフで刺し合いの争いとなり、バーニーは息絶え、自分も深い傷を負ってしまう。

 

キッドは血を流しながら、バーニーに金をばらまき、クルマに戻り意識を失う。

 

その頃、アイリーンはキッドの部屋をノックするが、返事はない。

 

キッドは、意識を取り戻し、クルマを走らせる。

そして孤独に、夜のロサンゼルスの街をクルマで走り去って行く。

 

「2人とのドライブが人生で最高の幸せだった」って、キッドのこれまでの生い立ちはどんなだったのか、寂しい人生を送ってきたのでは、と思うと切なくなります。

 

アイリーンは幸が薄いのではないか、などキッドとアイリーンのこれからに心配は尽きません。

 

引用元:ドライヴ / © 2011 Drive Film Holdings, LLC. All Rights Reserved.

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