映画「ジョン・ウィック」 あらすじ

ジャンルを問わず一年中、映画漬けの生活を送っている、自称ゆるーい映画オタク⁉の私が

独断と偏見でオススメする、アクション映画「ジョン・ウィック」のあらすじ です。

 

 

以下は、詳しいあらすじです。 ネタバレが嫌いな方は読まないで下さい ネ。

あらすじ

 

 

ー起ー

引用元:ジョン・ウィック / © 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 

嵐の去った深夜のニューヨーク街。

 

一台のクルマがブロック塀にぶつかって停車する。

中から左わき腹に重傷を負った男が降りてきて、地面に横たわりスマホを開く。

その画面には、その男と1人の女性とが抱擁(ほうよう)している動画が流れていた。

 

ジョン・ウィックは、病に倒れ命を落とした最愛の妻ヘレン・ウィックの死から立ち直れずにいた。 ヘレンのことを想いながら、スマホで撮影した彼女の動画を見続ける悲しい毎日を過ごしていた。

 

ヘレンの葬儀の際は、ジョンの親友マーカスが彼の心中を察し、励ましの言葉をかけるが、ジョンには響かなかった。

 

そんなある日、ジョンの家に、ある宅配物が届く。

それは、ゲージに入ったビーグル犬の仔犬と手紙だった。

 

手紙は亡くなったヘレンからのもので「一緒にいられなくてごめんなさい。 あなたには愛するものが必要よ。 この子を愛して。 私は安らぎを見つけた。 あなたも安らぎを見つけて。 愛してるわ。」と書かれており、それを読んで泣きじゃくるジョン。

 

そして仔犬の首輪には「デイジー」と書かれており、ジョンは「ヘレンらしい名前だ」とつぶやき、デイジーを抱き上げた。

 

デイジーによって安らぎをふたたび与えられたジョンだったが、そんな日は数日しか続かなかった。

 

ある日、ジョンがガソリンスタンドで愛車のフォード・マスタングBoss429に給油をしていると、音楽をガンガンにかけたクルマがやってくる。 そのクルマの中には3人が乗っており、そのうちの一人が「このクルマを売ってくれ」といきなり話してきたが、ジョンは、あっさりと断り、その場を後にする。

 

その夜、ジョンの家にガソリンスタンドで話しかけてきた3人組が侵入してきて、不意を突かれたジョンは殴られ意識を失くしてしまう。 その3人組は、異変に吠えるデイジーに暴力をふるい、ジョンの愛車を盗んで去っていった。

 

翌朝、目を覚ましたジョンが最初に目にしたのは、自分に寄り添って死んでいるデイジーの姿であった。

 

ジョンは静かにデイジーの亡骸を庭に埋め、昨夜襲われた家の掃除を済ませ、ガレージに向かうと愛車のマスタングが盗まれていることに気づく。

 

一度は殺し屋の世界から足を洗ったジョンであったが、愛するものを奪われたことにより、静かに復讐を決意する。

 

彼は、かつて裏社会では誰もが恐れ知る伝説の殺し屋、ジョン・ウィックだったのだ。

 

ジョンは、ヘレンと出会ったことで裏社会から引退をし、2人で穏やかな生活を送っていたのだ。 彼女を看取ってからも、かたぎの生活を送るつもりだった。

 

一方の3人組は、盗んだクルマを自分の名義に変更しようとなじみの自動車修理工場を訪れるが、工場のオーナーであるオーレリオに「クルマを持って出ていけ」と言われてしまう。 オーレリオは知っていたのだ、このクルマの持ち主を。

 

「お前のボスは俺だ」と若者は怒鳴るが、オーレリオは「俺のボスは、お前の父親だ!」と言って返す。 そしてオーレリオは続けて「持ち主は殺したのか?」と尋ねると、若者は「飼い犬を殺した」と得意げに話す。

 

するとオーレリオは若者を殴りつける。 若者は「お前のボス、ヴィゴが黙ってないぞ」と捨て台詞を吐いて工場を出て行った。 

 

程なくして、ジョンがオーレリオの工場を訪れ、自分のクルマが持ち込まれていないかオーレリオに確認すると、案の定持ち込まれたことを知る。

 

そして持ち込んだ人物をたずねると、3人組のリーダーは、ロシアンマフィアのボスであり、かつてジョンの雇い主でもあるヴィゴ・タラソフの息子ヨセフ・タラソフだとジョンは知る。

 

ヨセフを追うため、ジョンが工場を後にしたのち、オーレリオは電話をかけはじめる。 ジョン・ウィックにヨセフが喧嘩を売ってしまったことを、そして息子であるヨセフの命を狙っていることを、ヴィゴに伝えるために。

 

そしてヴィゴは、息子のヨセフがジョンにとんでもないことをしでかしたのだと理解する。

 

平穏で穏やかな生活を望んだ、元伝説の殺し屋ジョン。

しかし、最愛の女性を病で失っただけでなく、彼女の形見のワンちゃんと愛車を暴力で奪われた悲しみと怒り。 心中を察します。

 

さあ、伝説の殺し屋、復活です!

 

ー承ー

引用元:ジョン・ウィック / © 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 

ヨセフは父親ヴィゴの威を借りて好き放題のことをするバカ息子で、今回のこともたいしたことはないと高をくくっていた。 

 

ヴィゴの元を訪れたヨセフは、ヴィゴから殴られる。

そして飼い犬を殺されたジョンがどのような男であるかの説明をはじめた。

 

ジョンが元暗殺者で自分が雇い主であったこと、仕事は必ずやり遂げる男であったこと。 以前、バーで男3人を鉛筆一本で殺した逸話を話した。 そして、彼が殺し屋の世界から足を洗いたいと申し出たとき、ヴィゴは絶対不可能な殺しの仕事を依頼したが、ジョンはその仕事を成し遂げた。

 

今のタラソフファミリーがあるのは、ジョンの活躍があったからこそなのだ。 だからヴィゴは、ジョンの恐ろしさをよく分かっていたのだった。 ジョンは別名「ババヤカ」や「ブギーマン」を殺す男と呼ばれていた、凄腕の殺し屋だったと伝えた。

 

その話を聞いていたヨセフは、自分で何とかすると言うが、ヴィゴは自分の前から消えろとヨセフを部屋から追い出した。

 

ヴィゴは、ジョンがヨセフを殺しに来ると察し、息子の命を救おうとジョンに電話をかけ交渉を試みる。 しかし、ジョンは聞く耳を持たないため、彼との全面対決をする覚悟を決めた。

 

電話を切ったジョンは自宅の床を掘り、隠してあった商売道具である銃や銃弾を引き上げ、高級そうなスーツに着替え、復讐の準備をする。

 

一方のヴィゴは、手下をジョンの家へ差し向ける。

ヴィゴの手下たちはジョンの家を襲撃するが、ジョンの鮮やかな動きで全員を返り討ちにしてしまう。

 

ヴィゴの手下全員を殺したところで、玄関のチャイムが鳴る。

ジョンが玄関の扉を開けると、そこにはジミーという顔なじみの警官が立っていた。 ジミーは騒音の苦情で見回りに来たと話し、家の中を覗き込む。

 

ジミーはジョンの過去の仕事を知っており、ジョンが「少しごたついただけだ」と話すと、ジミーは「おやすみ」と言ってジョンの家を後にした。

 

ジョンがあるところに電話をかけ「ディナーの予約を頼む」と言って電話を切る。

 

しばらくすると再び玄関のチャイムが鳴り扉を開けると、そこにはチャーリーという裏社会の掃除屋と4人の清掃員が立っていた。

ジョンはチャーリーに特殊な金貨を手渡すと、彼らは手慣れた様子で死体を集め、床の清掃をし、廃棄処理係と書かれたクルマに死体を運ぶ。

チャーリーは帰り際ジョンに「また会えるかな」と言い残し去っていった。

 

手下がジョンにあっさりと撃退された報告を受けたヴィゴは、ため息を漏らす。

ヴィゴは次の手として、一流の殺し屋たちに200万ドルの成功報酬でジョンの殺害を依頼する。

 

そのうちの1人は、ヘレンの葬儀のとき、ジョンに励ましの言葉をかけた親友のマーカスで、彼は一流のスナイパーである。 ヴィゴは、直々にマーカスに依頼するため彼の家まで訪れると、マーカスは依頼を承諾する。 またヴィゴは、ヨセフをおとりにして、ジョンをおびき出す作戦を立てる。

 

一方ジョンは、コンチネンタル・ホテル・ニューヨークに向かい、2泊の予定でチェックインの手続きをする。 チェックインするとき、フロントのコンシェルジュであるシャロンから「昔も今もあなたをお迎えできることは光栄です」と言われ、818号室のキーを渡される。

 

このホテル、表向きには普通のホテルだが、裏社会の人間が集まる場所。

そして、「このホテル内では仕事(殺し)をしてはならない」という掟があった。

 

ジョンがチェックインのとき、同じ殺し屋で旧知のパーキンズという女性にも会い、2人は軽く言葉を交わした。

 

その後ジョンはホテルの地下にあるバーに向かい、このホテルの支配人ウィンストンと久しぶりの再会を果たし、さっそくヨセフの所在をたずねる。 ヨセフは、レッド・サークルと呼ばれる娯楽施設に居る情報を入手し、ウィンストンからは、くれぐれもホテル内での殺しは厳禁だと釘を刺される。

 

ジョンがバーを出ようとすると、女性のバーテンダーであるアディーが彼を見つけ、もうこの世界には戻ってこないと思っていた彼女は、ジョンとの再会を喜んだ。

 

裏社会で生きるその道のプロたちの仕草は、凄くカッコいいです。

実際に、コンチネンタル・ホテルのような裏の一面を持つホテルは実在するのでしょうか、気になりました。

 

それにしても、アルフィー・アレンに、バカ息子役をやらせたら天下一品ですネ。

 

ー転ー

引用元:ジョン・ウィック / © 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 

レッド・サークルは、上層からVIPルーム、ダンスホール、地下の浴場に分かれており、各フロアーにはジョンの襲撃に備えて警備態勢が整えられていた。

だが、そんな状況下でもお構いなく、ジョンは単身乗り込んで行く。

 

ジョンは、VIP専用出入口の用心棒フランシスに銃を突きつけ「今日は休め」と言って彼を帰します。 フランシスは、ジョンの怖さを知っていたので、素直に彼に従いその場を去っていく。 そしてジョンは、難なく施設への潜入に成功する。

 

トイレでヨセフのボディーガードを捕まえたジョンは、格闘の末にヨセフが浴場に居ることを聞きだし、その男のスマホを奪い、首をへし折って殺してしまう。

 

地下の浴場へ向かう途中で、ジョンはヴィゴの手下に襲われるが、彼らを撃退しヨセフの居るところまでやってきたが、ヨセフのボディーガードであるキリルの妨害にあい、あと一歩のところでヨセフを取り逃がしてしまった。 さらにキリルの攻撃で2階から突き落とされたジョンは、左わき腹にダメージを受けてしまう。

 

無事にレッド・サークルから逃げおおせたヨセフに、ボディーガードから電話が入る。 だが電話の相手は、ボディーガードではなくジョンで、ヨセフに電話の持ち主は死んだことを告げ「高くついたな」と言って電話を切る。

 

身体を引きずりながらホテルに戻ったジョンは、フロントのシャロンに医者の手配を頼む。 傷口を縫ってもらうジョンは、医者からなるべく動かないようにと言われたが、どうしても仕事をしたいのであればと薬を2錠もらい、自分の部屋に戻っていく。

 

ホテル内では殺しはできない掟があるので、安心してベッドで寝ているジョンに、ライフルのスコープで狙いを定めているマーカスがいたが、ジョンの部屋に侵入者が居ることに気がつく。 すかさずマーカスは、ジョンの枕を打って侵入者が居ることを彼に知らせた。

 

侵入者は、ロビーで会ったパーキンズだった。 パーキンズは基本的に300万ドル以下の仕事は請け負わないのだが、今回はヴィゴから「コンチネンタル・ホテルの掟を破ってジョンを殺せば、倍の400万ドルを支払う」と約束していたのだ。

 

ジョンは、パーキンズと激しい死闘を繰り広げていると、フロントのシャロンから内線電話が入る。 騒音の苦情が入っていると言われ、ディナーの予約は必要かと問われたジョンは「あとで」と答える。

 

死闘の末、パーキンズを組み伏せながらヨセフとヴィゴの居場所を吐かせようとしていると、パーキンズからヴィゴの個人資産があるという教会の場所を聞き出した。

 

拘束したパーキンズの見張りを、同じフロアーに宿泊している旧知の殺し屋ハリーに特殊な金貨で依頼をし、自分はその教会へと向かうのだが、隙を突かれハリーはパーキンズに殺されてしまう。

 

教会に到着したジョンは、司祭の足を撃ち抜き、ヴィゴの資産がある金庫まで案内させる。 そこには金だけではなく、ニューヨークの権力者たちをゆするネタなどの情報も保管されていた。 ジョンはヴィゴを誘い出すため、それらを床にばらまき、火を放った。

 

怒り狂うヴィゴが現れると、ジョンはマシンガンで襲撃するも敵の数が多く逆に捕まってしまった。 ジョンがヨセフへの復讐をあきらめないことを悟ったヴィゴは、手下にジョンの殺害を任せ自分はこの場を去っていく。

 

ヴィゴの手下に殺されそうになったとき、マーカスの狙撃によってジョンは再び助けられる。 ジョンはヴィゴに追いつき、息子ヨセフの居場所を吐かせ自分への暗殺命令の解除を約束させた。

 

そして、ジョンは隠れ家に潜んでいたヨセフとその仲間を簡単に始末し、彼は復讐をとげる。

 

ジョンの殺しは、鮮やかなんだけど激しいのが印象的です。

しっかり自分もダメージを受け、ジョンは生身の人間なのだということがよく分かります。 そして、マーカスは味方だったんですね、良かった。

それにしてもバカ息子への復讐は、眉間に一発で思ったよりもあっけなかったのが意外でした。

 

ー結ー

引用元:ジョン・ウィック / © 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 

だが、全てをめちゃくちゃにされたヴィゴは、怒りがおさまらなかった。

 

ホテルに戻ったジョンはチェックアウト時、フロントのシャロンが「支配人からホテル内での無礼の埋め合わせに」と言って、クルマのキーをジョンに渡した。 

 

その後、ジョンは自分の無事な姿をマーカスに見せ礼を言った。 ジョンはマーカスが助けてくれていたことを知っていたのだ。 

 

その2人が会っている姿を、ホテルから上手く逃げたパーキンズに見られてしまう。 そして、そのことを彼女はヴィゴに密告する。 当然マーカスの裏切りを許せないヴィゴは、マーカスを捕まえ拷問をし、最後はジョンに電話をしながらマーカスを殺してしまう。

 

ジョンは、マーカスの家へ駆けつけるがマーカスを救うことはできず、ヴィゴたちの姿もなかった。 そのヴィゴは、自分の命をジョンが狙いに来ると考え、手下にヘリコプターを手配させ、この街から逃げる準備をはじめる。

 

ヴィゴに密告をした女性殺し屋のパーキンズは、マーカスの家から帰る途中、4人の殺し屋とウィンストンに囲まれてしまう。 そこでウィンストンから「コンチネンタルにおける君の資格は失効した」と告げられ、殺し屋たちに殺されてしまった。

 

彼女は、コンチネンタル・ホテルの掟を破り、殺し屋ハリーをホテル内で殺害したことによる処分だった。 そして「ディナーの予約」が入ったチャーリーが死体清掃に現れる。

 

ジョンはウィンストンから、ヴィゴがヘリで逃げようとしていることを知らされ、急ぎクルマでヘリポートへと向かう。

 

嵐の襲来で天候が荒れる中、ジョンはヴィゴの一団に追いつき、激しいカーチェイスを繰り広げる。 死闘の末、ついにヴィゴとの一騎打ちとなる肉弾戦に突入するジョン。

 

ナイフを出したヴィゴは、ジョンの脇腹を刺すが、ジョンにその腕を折られてしまう。 そして、ジョンは脇腹に刺さったナイフを抜き、そのナイフでヴィゴを刺し殺し復讐を成し遂げる。 しかし、ジョンも相当な深手を負ってしまった。

 

満身創痍のジョンは、ヴィゴのクルマを奪い、やっとの思いで動物病院の前まで乗り着き、転げ落ちるようにクルマから這い出てくる。 スマホに入れた元気だったころのヘレンの動画を再生して生きる決意をしたジョンは、動物病院に入り脇腹に消毒液をかけ縫合用のホッチキスで脇腹を手当てする。 

 

ジョンは、殺処分を待っている犬たちの中から一匹の犬を連れ出し、1人と一匹の犬が夜の街に消えていった。

 

やっと、壮絶な復讐劇が終わりました。 その後、ジョンはどうなったのかが気になります。

でも、続編がシリーズ化されたので、お楽しみはまだまだ続きますネ。

裏社会で生きてきた者は、表の社会には上手く馴染まないもんなんだなと感じました。

 

引用元:ジョン・ウィック / © 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 

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