ジャンルを問わず一年中、映画漬けの生活を送っている、自称ゆるーい映画オタク⁉の私が
独断と偏見でオススメする、アクション映画「トップガン マーヴェリック」のあらすじ です。
あらすじ
ー トップガンの教官へ ー
引用元:トップガン マーヴェリック / © 2022 Paramount Pictures.
ピート・ミッチェル海軍大佐(コールサイン:マーヴェリック)は、米海軍の過去40年間において空中戦で3機の敵機の撃墜記録を持つ唯一のパイロットである。 本来なら将官クラスになっていてもおかしくない輝かしい戦歴とは裏腹に、ひたすら現場主義を貫いていた。
現在の彼は、部隊とひと悶着を起こした関係で左遷され、カルフォルニアの砂漠で極超音速テスト機「ダークスター」のテストパイロットをしている。
ある日、最高速度がマッハ10に達していないことを理由に、計画が凍結されることをマーヴェリックは知る。 チェスター・ケイン海軍少佐(コールサイン:ハンマー)が計画凍結を言い渡しに来る前に、マッハ10を達成すべくダークスターを離陸させてしまうマーヴェリック。
マッハ10を見事成功させるが、独断でそれ以上に記録を伸ばそうと無理をした結果、ダークスターを空中分解させてしまう。 大きなケガもなく無事に生還したマーヴェリックだが、本来ならば飛行禁止を言い渡されてもおかしくない状況だった。
最高の腕を持ちながら、常識破りな性格で組織に縛られない行動をするマーヴェリックに、上官らは苛立ちを隠せずにいた。
米海軍トップガンでは、かつてない世界の危機を回避するため、極秘ミッションを計画していた。 その計画とは、とあるならず者国家がNATO条約に違反するウラン濃縮プラントを建設し稼働させようとしており、そのプラント破壊が目的だが、そのミッションは絶対不可能と言われるほどに難易度が高いものだった。
このミッションを成功させるため、トップガン卒業生から選ばれた若き精鋭パイロットたちを集め、彼らに特殊対地攻撃作戦の訓練を施す教官としてマーヴェリックの力がどうしても必要だったのだ。
そこでチェスター・ケイン海軍少将から、ノースアイランド海軍航空基地の「トップガン」における教官職を命じられる。 じつは、この任務に彼を推薦したのは、かつて戦闘機パイロットとしてマーヴェリックと共に戦い、現在は太平洋艦隊司令官となったトム・カザンスキー海軍大将(コールサイン:アイスマン)であった。
30数年ぶりにサンディエゴに戻ってきたマーヴェリックは、昔なじみのバーに顔を出すと、オーナーが以前の恋人ペニー・ベンジャミンへと代わっていて、今でも海軍のたまり場となって賑(にぎ)わっていた。
オープニングで久々にあの「デンジャー・ゾーン」を聞いて、「トップガン」の興奮がよみがえりました。
トム・クルーズは歳を取らないのでしょうか!?
そして、相変わらず爽やかですね。
ー 厳しい訓練 ー
引用元:トップガン マーヴェリック / © 2022 Paramount Pictures.
教官として、はじめて顔合わせの日。
今回の任務のため集められた、トップガンのエリート卒業生たちの前に現れたマーヴェリックをみて、彼らはざわついた。 トップガンとして伝説のパイロットだったとはいえ、すでに過去の人物というイメージだったからだ。
そんな若きパイロットたちの中に、かつて事故で亡くした相棒であり親友だったニック・ブラッドショー海軍中尉(コールサイン:グース)の息子ブラッドリー・ブラッドショー(コールサイン:ルースター)海軍大尉がいることに、マーヴェリックは困惑してしまう。
マーヴェリックは、ルースターの母に頼まれ、彼をグースと同じ目に遭(あ)わせないため、海軍兵学校への志願書が受理されないように細工した過去があった。
ルースターはこの一件以外にも、父グースがマーヴェリックの後部席に乗っていて事故死したことも知っていた。 それ以降、マーヴェリックが父の死の原因を作ったとして、一方的に恨んでいた。
パイロットたちの実力を図るため、初日から空中戦を持ちかける。 トップガンのエリートたちは、ドッグファイトではすぐに背後を取られマーヴェリックにロックオンされてしまい、誰一人として彼には敵わなかった。
この任務は、敵基地周辺の強力な防空網を避けるために険しい渓谷を超低空・超高速で飛行しなければならず、おまけに電磁波妨害を受けるため、GPSを用いる最新鋭機のF-35は役に立たない。 そこで、レーザー誘導弾を運用できるF/A-18 スーパーホーネットを使用する機体と決定した。
無事に生還できる可能性が低いと言われているだけに、マーヴェリックは厳しい訓練を続けるが、若いパイロットたちは目標タイムをクリアできず、自信を失いかけていた。
そしてルースターは、マーヴェリックに反抗的な態度を取るばかり。
さらに、僚機を見捨てる行動をとり問題児扱いされたジェイク・セレシン(コールサイン:ハングマン)海軍大尉が、マーヴェリックとグースの過去をネタに軽口を叩いたことで、パイロットたちの間に亀裂が生じてしまう。
自らの過去が招いた問題に悩むマーヴェリックを自宅に呼び出したアイスマンだが、彼は闘病中で体に鞭打ってマーヴェリックに「過去は忘れろ」という助言を与える。
訓練飛行中、想像を絶するGに耐えきれず失神してしまい、墜落寸前になる事故が起こってしまう。 さらに、闘病していたアイスマンが亡くなってしまい、後ろ盾をなくしたマーヴェリックは、ボー・シンプソン(コールサイン:サイクロン)海軍中将より教官職解任を命じられてしまう。
マーヴェリックは、元恋人のペニーに悩みを打ち明け、二度とグースのような犠牲を出さないことを改めて心に誓った。
やはりトップガンの空中映像は迫力がありますね。
当たり前ですが、想像できない重力なんでしょう、訓練飛行の過酷さが映像から伝わってきます。
マーヴェリックとルースターの確執はどうなるのか心配。
色々と悩む事柄が多くてマーヴェリックも大変だな〜と、共感します。
本作は、深い人間ドラマがあり、内容に深みが加わりました。
ー 作戦開始 ー
引用元:トップガン マーヴェリック / © 2022 Paramount Pictures.
マーヴェリックに代わりサイクロン中将がチームの指揮をすることになり、マーヴェリックの作戦を不可能と決めつけ、代わりに彼は「低空飛行せず敵のレーダーが感知する高度から、ミサイルと敵機の攻撃を受ける中を突っ切って攻撃する」という作戦内容を伝える。
しかし、この作戦は危険が伴う無謀な挑戦で、パイロットたちの命と引き換えに任務を遂行することを意味し、チームに動揺が走った。
そんな中、マーヴェリックは自分が立てた作戦が必ず成功させられることを証明するために、無断でF/A-18Eを使用して作戦のデモンストレーションを行い見事成功させる。
これにはサイクロン中将も、マーヴェリックの作戦を認めざるおえなかった。
こうしてマーヴェリックはパイロットたちからの信頼を勝ち得て、編隊長として飛ぶ許可も取り付ける。
そして訪れた特殊対地攻撃作戦の日、マーヴェリックたちは空母セオドア・ルーズベルトから2機ずつ2組で選抜隊が飛び立つ。
険しい山々に囲まれた渓谷を敵のレーダーをかいくぐって飛ぶ4機のF/A-18。
マーヴェリックのチームは見事、ウラン濃縮プラントにミサイルを命中させる。 一方のルースターのチームも遅れをとったが、見事に目標地点にミサイルを命中させることに成功した。
急いで帰路につく4機だったが、プラント周辺に配置された敵の対地ミサイルからの攻撃にさらされてしまう。 さらに敵機も迫ってくる。
敵からの攻撃をかわすルースターだが、しだいに劣勢になり、ついに窮地に陥ってしまった。 だが、すんでのところでマーヴェリックが盾となりピンチをしのいだルースター。
撃墜された機体ごと落下するマーヴェリックは、パラシュートで脱出するが敵機にロックオンされてしまう。 そのとき、その敵機が被弾して墜落していく。
今度は、ルースターがマーヴェリックを助けたのだが、今度は彼の機体も攻撃を受けてしまいパラシュートで脱出するはめに。
ついに始まった特殊作戦。
そして、迫力のドッグファイト、やっぱりトップガンはこうでなくっちゃ!
迫力満点で手に汗握ります。
フォースを使え!
スターウォーズのXウイングが、初代デススターを破壊したシーンを思い出しました。
ー 作戦成功 ー
引用元:トップガン マーヴェリック / © 2022 Paramount Pictures.
マーヴェリックを助けに行こうとしたルースターは、本部からの「空母に戻れ」という命令を、なんと無視してマーヴェリックの救出に向かったのだ。
ルースターの元に駆けつけたマーヴェリックは「何してるんだ!」と言うと、ルースターは「考えるな。 動けって言ったろ」と返した。
口喧嘩する2人だったが、協力して敵基地エリアに侵入する。 そして倉庫に置かれている戦闘機を発見した。 その古い戦闘機に近づいてみると、それはなんとマーヴェリックがトップガン時代に乗っていたものと同じ、F-14トムキャット戦闘機だったのだ。
マーヴェリックが操縦して飛び立つF-14。 そして空母へと帰還しようとするが、とうぜん敵はそのことに気がつく。 そして味方も気づく。
残念ながら、迎撃にやってきた敵の第5世代戦闘機に追いつかれてしまう。
だが、敵の戦闘機との性能差を、腕前と2人のコンビネーションでカバーし、次々と撃墜していくが、最後に1機を相手にするときには武装をすべて使い果たしており、さらに脱出装置も故障し最大のピンチを迎えてしまった。
ルースターを死なせてしまうことをグースに詫(わ)び、撃墜されるのを待つばかりのマーヴェリックだった。
敵機がマーヴェリックたちの乗る機体にロックオンした瞬間、敵機は被弾する。
撃ち落としたのは、今回の選抜チームに選ばれなかったトップガン仲間のハングマンだった。 命令に背き無茶をするトップガンたちだが、仲間を思う気持ちは若き頃のマーヴェリックの時代から今も変わらず受け継がれていたのだ。
窮地(きゅうち)を逃れ、無事ミッションを終えて誰一人かけることなく帰還できたトップガンたち。 「君は命の恩人だ」とマーヴェリックの言葉に、「父親の代わりです」と答えるルースター。 2人は固く抱き合い互いの健闘を称える。
その後、マーヴェリックはペニーの店を訪れるが、彼女はヨットのクルーズに出ていた。 そこで、ルースターと一緒に愛機P-15の整備をしながら日々を過ごしていた。
ある日、ペニーがマーヴェリックを訪ねてくる。 2人は、互いの帰還を喜び見つめ合い、キスを交わす。 そしてマーヴェリックは、P-15にペニーを乗せ、夕日に向かって飛び立っていく。
一方のルースターは、若いころのグースとマーヴェリックが写った写真の横に、ピン止めされた今回のミッション成功時に撮った自分たちの写真を見つめ、笑顔で亡き父に思いを馳(は)せていた。
F-14トムキャットが現れたときは、やっぱり最後はこの機体なんだなと、興奮と安心感が湧きあがり、うれしい感情が溢れ出します。
マーヴェリック、ルースター、そしてハングマンの仲間を思う気持ちに、興奮と感動を覚え、ルースターの「父親の代わりです」の言葉に涙しました。
2時間以上の作品でしたが、あっという間に観終えてしまった感じです。
30数年間、待ったかいがありました。
引用元:トップガン マーヴェリック / © 2022 Paramount Pictures.
引用元:トップガン マーヴェリック / © 2022 Paramount Pictures.