映画 「ワールド・ウォーZ」 あらすじ

ジャンルを問わず一年中、映画漬けの生活を送っている、自称ゆるーい映画オタク⁉の私が

独断と偏見でオススメする、ホラー映画「ワールド・ウォーZ」のあらすじ です。

 

 

以下は、詳しいあらすじです。 ネタバレが嫌いな方は読まないで下さい ネ。

あらすじ

 

ー 異常事態発生! ー

引用元:ワールド・ウォーZ / © 2013 Paramount Pictures Corporation and GK Films LLC. All Rights Reserved.

 

ニュースで、このところ世界各地で起こっている謎の現象についての報道が流れている。

鳥インフルエンザの流行、イルカの大量死、二酸化炭素の増加など・・・

 

さらに、ある奇妙なウイルスによって異様な行動をとる人間が急増していると、WHO(世界保健機関)がパンデミック警戒レベルを6に引き上げた。

そしてイギリスでは、同ウイルスによる感染者が1万5000人にもおよんでいると・・・

 

アメリカはペンシルベニア州、フィラデルフィア。

 

元国連職員のジェリー・レインは、妻カリン、ぜんそく持ちの長女レイチェル、そして次女のコニーと4人で暮らしている。 国連の職員だったジェリーは、国連を批判する投稿をし、現在は休職中で仕事を探している身であった。

 

ある日、ジェリーは学校へ家族を送るためクルマを運転していたが、大渋滞に巻き込まれクルマは全然進まない。 前方で何が起きているのか見えず、上空にはヘリコプターが数台飛び回っている。 街が尋常ではない事態になり始めているのが分かった。

 

白バイが、ジェリーのクルマの横を猛スピードで走り抜ける際、サイドミラーを飛ばして走り去っていった。 唖然とするジェリーは、クルマを出て砕けたサイドミラーを拾おうとすると、前方で爆発が起こる。

 

後ろから来た別の白バイが「車外に出るな!」とジェリーに警告するが、後ろから来た暴走トラックにその白バイははねられてしまう。 そしてその暴走トラックは、別のクルマに乗り上げてしまった。

 

他でもクルマ同士が接触事故を起こし、外では逃げまどう人で溢れかえっていた。

何から逃げているのか分からず、大混乱が起こっていた。

ジェリーは、クルマで何とか逃げようとするも、救急車と衝突してしまう。

 

クルマを降りてその場から逃げ出すジュリー家族。

ジェリーが視線を他に移すと、頭突きでクルマのフロントガラスを突き破り、乗っていた男性に噛みつく異様な女性を目撃する。

 

その噛みつかれた男性はもだえ苦しんでいたが、噛みつかれてから12秒で立ち上がり、凶暴化して人々を襲い始めた。

 

ジェリーたちは、乗り捨てられていたRV車に乗り込み、凶暴化した人間でパニックになったフィラデルフィの街から脱出する。

フィラデルフィアは、あちこちで炎が上がっていた。

 

長女レイチェルは、ぜんそくの発作を起こしかけているが、ぜんそくの薬は自分たちのクルマの中だった。 ジェリーは、レイチェルに飲み物を飲ませながら、薬局で薬を手に入れることを考える。 

 

移動しているジェリーに、国連事務次官でジェリーの友人ティエリーから電話が入る。

ティエリーは、ニューヨークのマンハッタン上空をヘリコプターで飛んでいた。

 

彼は、ジェリーにボストンが壊滅状態になったことを告げ、元国連職員のジェリーに現場復帰を要請する。 そしてこれから迎えに行くと言うティエリー。

 

ニュージャージー州のニューアーク近くのスーパーで、飲み物と薬を探したジェリーたちだったが、ここも混乱して危険な状態だった。 乗ってきたRV車は盗まれてしまったため、近くのアパートに向かうことにした。

 

ティエリーとは、ニューアーク23丁目のアパートの屋上で待ち合わせし、その際に発煙筒で合図をすることを決める。

 

噛まれた人間は、12秒で凶暴化しゾンビと化す、またそのゾンビを「Z」と呼んでいることなど、ジェリーは大分状況を理解してきた。

 

アパートに入ったジェリーたちは、そのアパートに住むヒスパニック系の家族に助けてもらうことができ、彼らの部屋で不安な一夜を過ごすことにした。

助けてくれたトーマス夫婦は、英語を話すことができなかったが、代わりに息子のトミーが通訳をしてくれたことで、ジェリーたちとは会話ができた。

 

トーマス家でラジオ放送を聞いていたジェリーは、「Z」になる謎のウイルス感染が世界的に拡大していることを知る。

 

引用元:ワールド・ウォーZ / © 2013 Paramount Pictures Corporation and GK Films LLC. All Rights Reserved.

 

フィラデルフィアでの逃げまどう人々と異常に凶暴化した人間?たち。

頭の中はパニックです!

 

理解不能の状況で、もし自分だったらどうするのか考えてしまいます。

とにかく走って逃げる、ひたすら本能のまま逃げるしか思いつきません。 が、相手は走るのが早い!ので、多分噛まれるな・・・

 

ー 原因究明へ ー

引用元:ワールド・ウォーZ / © 2013 Paramount Pictures Corporation and GK Films LLC. All Rights Reserved.

 

トーマス家に我々と一緒に行こうと提案するが、彼らはここに残ると話した。

 

朝になり、ヘリコプターに救出してもらうために、ジェリーたちはアパートの屋上に向かう。 ジェリーたちが立ち去った後、トーマス家の部屋の扉がZたちに壊され、Zがなだれ込んできた。

 

ジェリーたちも屋上への非常階段を上る途中で、Zと格闘する羽目に。 ジェリーはZと戦い、妻のカリンと子どもたちを先に屋上に行かせ、迎えに来たヘリコプターに乗り込む。

 

ジェリーも家族3人の後に続くが、後ろからZ化したトーマス家の夫が妻と息子のトミーを追いかけてこちらに走ってくる。 トミーは助かったが、トミーのお母さんはヘリコプターから落ちて助からなかった。

 

ヘリコプターは、ニューヨークの東沖320Kmの大西洋上に浮かぶ、米海軍の空母アーガスに収容される。 無事にジェリー家族と少年トミーの5人は、安全な空母に乗り込むことができ、早速ジェリーはティエリーと会い艦内の船室を割り当ててもらった。

 

ただ、この空母には収容人数に限りがあり、民間の避難民は地上の避難所へ移送されている最中だった。

 

アメリカの感染状況は、予想以上に深刻だった。 空路でウイルスが拡散し、都会は壊滅状態に。 ワシントンではZとの銃撃戦が起こり、大統領は死亡して参謀数名と副大統領は行方不明となっていた。 ミネソタ州の北部は安全地帯だが、地球規模で感染が広がっている状況にあった。

 

国連では、Zに対抗するためのワクチンを作ろうとしていた。 ウイルス学者のファスバック博士が「発生源が分かればワクチンが作れる」と言い、最初にZが確認された韓国へ調査に行くことになっていた。 そしてティエリーは、ジェリーにファスバック博士の補佐のため同行するよう指示を出した。

 

妻のカリンは、感染地域へ夫のジェリーが行くことに難色をしめしたが、家族を空母から降ろすと言われ、家族を安全な船にとどめておくため、ジェリーは同行することを承諾する。

 

かくしてジェリーは、ウイルス学者のファスバック博士、特殊部隊らとともに、最初にZの情報を送ってきた韓国のハンフリーズ米軍基地へと飛び立つ。

 

雨が降りしきるハンフリーズ米軍基地へと降り立った一行は、輸送機から降りる際にZたちに襲われてしまう。 その時、ファスバック博士は驚いて転倒し、護身用に持っていた銃を暴発させて、あっけなく死亡してしまった。

 

ジェリーらは、基地の兵士に助けられ、彼らから話を聞き出す。

僻地(へきち)の村に診察をしに行った医師が戻ってきた後に、突然口から泡を吹きはじめ凶暴化し、発症して最初のゾンビ(Z)になった。 そして、その医者が患者に噛みつき、一斉にZ化してしまったと話した。

 

Zになった人間は、頭を撃つか焼き払うかすれば、活動を停止することを教えてもらった。 また、Zは音に反応することも知った。

 

さらに、武器を北朝鮮に横流しして拘束されているCIAの元諜報員からは、北朝鮮では「将軍様」の命で人民全員の歯を抜いたことで、Zに襲われずにすんだ話と、イスラエルの諜報員ユルゲン・ヴァルムブルンが事前にZの情報を入手し、エルサレムでは高い壁を築いてZの侵入を防いでいる情報を聞き出した。

 

そのCIAの元諜報員から、イスラエルの諜報員ユルゲンに会うと良いと勧められたジェリーは、イスラエルに向かうことにした。

 

イスラエルに向かうため、多くのZが周囲にいる輸送機に向かうジェリー。

 

Zは音に反応するため、音を立てないように自転車で輸送機に近づいた時、ジェリーが持っていた衛星電話が鳴ってしまう。 妻カリンが心配でジェリーに電話をしてきたのだ。 

 

ジェリーたちに気がついたZたちが襲ってくる。 何とか輸送機に乗り込むジェリーだが、ハンフリーズ米軍基地の生き残りの兵士で、そこで指揮をとっていたスピーク大尉がZに噛まれ、自ら命を絶ってジェリーたちを救った。

 

引用元:ワールド・ウォーZ / © 2013 Paramount Pictures Corporation and GK Films LLC. All Rights Reserved.

 

街からヘリコプターで脱出するシーンは、手に汗握る展開でした。 気が休まりませんね。

家族を守るためだけど、危険地帯へ行く覚悟なんて・・・ 自分ならどうするんだろうか?と、また考えてしまいます。

やっぱりブラピだから、行けるんですね。

 

それと、きっと科学的な根拠があって、12秒なんでしょうけど、、

たった12秒で人間があんな姿に変わるなんて、ありえるのでしょうか?

 

ー イスラエルの巨大な壁 ー

引用元:ワールド・ウォーZ / © 2013 Paramount Pictures Corporation and GK Films LLC. All Rights Reserved.

 

イスラエルはエルサレムのアタロット空港に降り立つジェリー。

そこで五分刈りのような短い頭の女性兵士セガンが待っており、セガンに付き添われてユルゲンに会いに行く。

 

さっそく、ジェリーが「なぜ、ウイルスに気づいたのか」をユルゲンに確認をする。 彼は、インドの将軍の「ラクシャサ(ゾンビ)と戦っている」という内容の暗号を入手し、巨大な高い壁を築いたと話した。

 

0号患者(最初の発症者)はインドだったのかを再度問うが、ユルゲンは分からないと答える。 高い壁を築いて健康な人々を保護したことで「人をひとり救えばZがそれだけひとり減る」とユルゲンは続けて話した。

 

イスラエルは、仇敵(きゅうてき)のパレスチナ人など外部の避難民も受け入れていた。

しかし、この救済の地も安全ではなかった。

 

そんなとき、避難民たちが歌いだし、イスラムの祈りを大音量のスピーカーでながしだしたため、その音に反応したZたちが引き寄せられてくる。 そして、無数のZが壁に群がり、ZたちはほかのZに踏みつけられながら幾重にも重なり、ついには高い壁を乗り越えてきたのだ。 

 

壁の内側は、たちまちZでいっぱいになっていき、人々はパニックとなってしまう。

 

ただそこで、ジェリーは不可解な現象を目撃する。

ある少年がZの群れの中に飲み込まれていくが、Zたちはその少年をまるでいないかのように少年を無視して素通りしていったのだ。 さらに、アルコール依存症の老人や身体を欠損した傷痍(しょうい)軍人をZたちを無視していくのにもジェリーは気づく。

 

混乱の中、ジェリーを守っていた女兵士セガンが左腕を噛まれてしまう。 ジェリーは、とっさにセガンの腕を切り落とし、感染を防いだ。

ジェリーはセガンに連れられ、救助のヘリコプターが到着する場所を目指すが、そのヘリコプターが目の前で墜落してしまう。

 

幸運にもジェリーとセガンは、離陸しようとしていた旅客機に乗せてもらうことができ、無事に離陸することに成功する。

外の騒動を見た乗客たちの間には沈黙が流れている中、ジェリーはセガンの腕の手当をした。

 

その後、ジェリーは妻カリンに電話を入れ、ティエリーに代わってもらう。

ジェリーが先ほど見た光景「Zは老人やケガ人、健康でない者には無反応ではないかと」という自論を彼に話した。

 

さらに、ティエリーに最も近いWHOの研究所を探してもらい、機長に指示をだしてイギリスのウェールズにあるカーディブ空港に行くことにする。

ただ、その研究所が今も機能しているかは不明だが。

 

機内に乗っていた乗客の飼い犬チワワが、貨物室に向かって吠え出した。

それを見たCA(キャビンアテンダント)が貨物室の扉を開けると、中からZが飛び出してきて、CAに噛みついた。

 

CAはすぐに感染し、他の乗客に噛みつき、あっという間にそのエリアの客室は感染者でいっぱいになっていく。

 

すぐに異変を察知したジェリーは、自分たちの機内エリアのカーテン前にスーツケースを積み重ねて、Zの侵入を阻止しようと試みるも突破され、旅客機の中はパニックとなってしまった。

 

とっさに手榴弾を使うことを思いついたジェリーは、機内で手榴弾を爆発させ機体に穴が開き、Zや乗客が機外へ吸いだされていく。 ジェリーとセガンは、シートベルトを装着してなんとか生き延びることができた。

 

しかし、機体は制御不能となってしまう。 覚悟をした2人は、クッションなどで衝撃に備える。  

 

旅客機は、森の中に墜落してしまった。

墜落の衝撃で、機体の破片がジェリーのわき腹を貫通し負傷してしまうが、セガンに大きな傷はなく、なんとか2人は生き延びた。

 

2人は必死に歩いて、ふもとまで降り、ようやくWHOの研究所までたどり着いたとき、ジェリーは安堵感からか気を失ってしまう。

ジェリーは、わき腹のケガと疲労で3日間も眠り続けたのだ。 目を覚ますと体は拘束されていたが、治療は無事に終わっていた。

 

意識を取り戻したジェリーは、研究員に自らの身分を知ってもらうため、携帯電話でティエリーを経由して自分が国連職員であることを証明した。

 

その際、ティエリーから妻子はカナダの難民キャンプに移送されたことを知らされショックを受ける。

 

引用元:ワールド・ウォーZ / © 2013 Paramount Pictures Corporation and GK Films LLC. All Rights Reserved.

 

イスラエルの巨大な壁を乗り越えるZたちのCG映像には、度肝を抜かれました。 Zを踏みつけてZが乗り込んで来るなんて、誰も想像も出来ませんよ。

 

そして、五分刈り女兵士セガンも存在感がありましたね。

これがメジャースクリーンデビューとは、将来が楽しみな女優さんです。

 

設定的に仕方がないことですけど、2人とも飛行機が墜落しても生き残るとは。 Z以上の生命力ですな。

 

ー 仮説の実証 ー

引用元:ワールド・ウォーZ / © 2013 Paramount Pictures Corporation and GK Films LLC. All Rights Reserved.

 

ゾンビ(Z)化ウイルスは、自身を死滅させる可能性のある致命的な病原体を保持する者には感染したがらず、よってZに襲われないはずだと。

 

ジェリーは、致死性のウイルスに感染した人間をZは、認識できないという仮説を研究所の職員に話し、職員に致死性病原体について教えを乞う。

 

ジェリーは「生きている者を病気に見せかけたいのだ」と訴え、この施設に保管されている、危険性の低いウイルスを自らに感染させることを提案する。

カモフラージュ、病気の偽装ということを聞かされた職員は、正しく使えば可能かもしれないと話す。

 

ただ、どんなウイルスがZを寄せ付けないのかだが、そんな病原体のサンプルは全て別のB棟に置いてあって、そこにはZ化した医師、研究員そして職員がうようよ居るのだと。

 

ジェリーは、手や足など肌が露出している部分を包帯などでぐるぐる巻きにし、全身をガードする。 

別棟にある病原体を手に入れるため、ジェリー、セガン、研究所の所長の3人は、Zが徘徊する区画に、いよいよ侵入する。 ジェリーが斧、所長はくぎ抜き、セガンは木製バットと銃をそれぞれ持って移動を開始する。 所長が「Zを殺すと、他のZが興奮し攻撃的になる」と言い、音を立てずにゆっくりと進む。

 

途中、扉を開けようとすると音が出てZが反応して近づいてきたため、セガンと所長は退却し、ジェリーだけが非常階段に移動し目的地であるラボ139貯蔵庫までたどり着く。 監視カメラでジェリーを追っていた職員が、ラボの暗証番号を内線で伝え、無事にラボ内に入ることに成功するジェリー。

 

さまざまなサンプルを箱に詰めて持ち出そうとするが、一体のZが窓ガラス越しからジェリーに気づいてしまった。 このままではラボからの脱出が困難だと察したジェリーは、監視カメラに「愛していると家族に伝えてほしい」というメモをかざした。

 

そして、一か八かでジェリーは、自分に適当な病原体を打つ。

数分後、何かに感染したジェリーは、決心して扉を開けZと正面で対峙をする。

Zは、彼にまったく気がつかない。

 

ジェリーは、わざと音を立ててZたちを呼び寄せるが、ジェリーには目もくれず通り過ぎていった。

 

これで、ジェリーの考えた仮説が、有効だと証明されたのだ。

 

自動販売機の飲料水を余裕で飲み干したジェリーは、仲間の元に帰るためゆっくりと廊下を歩きだす。

 

ジェリーは、避難キャンプに避難していた家族の元へ向かい、再会を果たす。

 

ジェリーの対策は早急に実行に移された。 そして、無毒化ウイルスのワクチンにより、人々がZに襲われることがなくなった。

 

これ以降、軍隊によるZの群れへの反撃がはじまる。

ジェリーは、これから「ワールド・ウォーZ」がはじまるとつぶやいた。

 

息を呑む展開も、これで終わるのかと思うと、ホッとするやら、もう少し観ていたかったなど、不思議な感覚を味わいました。

 

研究所での展開は、若干バイオハザード的なおなじみの雰囲気で、テンションが少し下がってしまったのが、もったいなかったです。

ブラピの最後、どの病原体を体内に打ち込むのかの判断には痺れました。。 もう〜勘ですよね。

多分、相当にアドレナリンが出まくっているから、勢いで適当に打ったんでしょうけど。

そこは、ブラピの愛のなせる業、愛は強し!

 

引用元:ワールド・ウォーZ / © 2013 Paramount Pictures Corporation and GK Films LLC. All Rights Reserved.

 

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