ジャンルを問わず一年中、映画漬けの生活を送っている、自称ゆるーい映画オタク⁉の私が
独断と偏見でオススメする、スポ根映画「ブルークラッシュ」のあらすじ です。
あらすじ
ー起ー
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
舞台はハワイのオアフ島、サーファーの聖地ノースショア。
アン・マリーは、親友のイーデンとリーナ、そして妹のペニーの少女4人で朝早くからサーフィンをして毎日を過ごしていた。
小さい頃からサーフィンの天才と呼ばれていたアンの夢は、世界一危険な大会と言われているパイプ・ライン・マスターズで優勝すること。 そのため、彼女は日々サーフィンの練習に励んでいた。
しかしアンは、3年前のサーフィン競技中の事故をきっかけに、大きな波に恐怖心をおぼえてから、それがトラウマとなり思い切りのいいライディングができないで悩んでいた。
地元の男性サーファーたちからは、からかわれ大波に挑戦するよううながされるが、恐怖心から勇気が出ず波に乗れないアンであった。
しかし、アンは自分の夢のため、そして自分に打ち勝つため、パイプ・ライン・マスターズに挑戦する決意をする。
サーフィンの練習を終えるとアンたちは、ペニーをクルマで学校に送っていき、そのあと仕事に向かうのが日常の生活である。 彼女たちは、ホテルでハウスキーピングの仕事をして生計を立てていたが、毎日厳しい生活を送っていた。
ある日、アンは仕事先のホテルに、有名なNFLフットボール選手がVIP待遇で泊まりに来ることを知る。
そして、はしゃぎながら仕事をするアンたちだった。
どこまでも続く、青い空と海。
行ったことがある方は、ぜひもう一度。 まだ行ったことのない方は、ぜひ一度は訪れて欲しい楽園です。
この映画を観て、サーフィンを体感しましょう。
ー承ー
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
しかしある日、そのNFLフットボール選手たちの部屋を清掃しに行くと、あまりにもモラルのない散らかしように、アンは怒ってしまう。
そして我慢の限界にきたアンは、この選手たちに説教をしに行ってしまう。
それが原因でアンは、ホテルをクビになってしまったのだ。 明日からの生活に支障をきたすことになり、困り果ててしまうアン。
いつものようにサーフィンをしているアンに、NFLフットボール選手のマットが声をかけてきた。 マットはアンに、サーフィンのレッスンを申し込んできたのだ。
レッスン料が自分の予想以上だったことにアンは喜び、その仕事を引き受けることにした。
最初は、子供が乗るような波でレッスンを開始し、少しずつ上達していくマット。
その日のレッスンが終わり、アンはレッスン料の前金を受け取りにホテルへと向かう。 当然ホテルにバレないように裏口から入るアン。
アンとマットは、しだいにお互い惹かれあっていく。
親友のイーデンは、サーフィンの大会が近いこともあり、翌日のレッスンを断るようアンに忠告する。 しかし、イーデンの忠告に耳を傾けることなく、次の日もマットのレッスンを続けるアンであった。
アン夢は、大会で優勝し有名になってスポンサーを獲得して、男に頼ることのない生き方をしたかったのだ。
だがアンは、マットと恋に落ち、彼に夢中になっていってしまう。
地元サーファーたちの生活風景を一部だけれど垣間見られたのが、印象に残りました。
彼女たちは生活に苦しくても、笑顔を忘れずエネルギッシュに日々を生きている姿をみて、若いって素晴らしいなと実感します。
全てに全集中、いや全力なのが、若さの特権でしょうか。
ー転ー
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
イーデンは、アンがサーフィンの練習にくるのを待っているが、彼女は来なかった。 アンは、しだいにサーフィンから遠ざかってしまう。
イーデンは、誰よりもアンの才能を認めていたがため、そんな彼女の現状を心配し、サーフィンの練習をするよう強く説き伏せるのだった。
イーデンの説得もあり、しぶしぶ練習を再開するアンだったが、なかなか気持ちが入らない。 さらに、イーデンが厳しく指導するので、アンは反抗して2人は言い合いを始めてしまう。
アンの母親は、男と一緒にラスベガスに出て行ってしまったのだ。 そのため、姉のアンが母親の代わりに、妹ペニーの世話をしていた。
アンとイーデンとの口論が激しくなり、イーデンはアンに向かって「今のあなたは、男にこびる母親の姿と一緒だ」とつい言ってしまう。
その一言でアンは、マットのところに行ってしまう。 イーデンは、言い過ぎたと自分を責めるが、それだけアンのことを心配しているからこそ出た言葉なのだ。
一方のアンは、イーデンに言われた言葉を忘れるため、マットとの時間を楽しむのだった。
ただ、しばらくするとNFLのフットボール選手に群がりこびる女性たちを見ていたアンは、何かが違うと感じはじめる。 そして、イーデンに言われた言葉を思い出すのだった。
アンはマットに、明日大会があることを伝える。 だがアンは、なかなか自分の気持ちに整理がつかないでいた。 そして、どうしたら良いかをたずねると、マットは「出会った頃の男に頼らない君に戻ればいい」とアンに伝える。
いよいよ大会当日。
出場を決意したアンは、大会の出場書類に記入しはじめるが、そこには死亡、ケガや後遺症についての注意事項が書かれていた。 そしてアンは、目を通し承諾のサインをする。
サーフィンの練習で、水中を歩くシーンが印象的で、こんな練習の仕方があるんだなーと、感心してしまいました。
夢に恋、そして友情と、色々と葛藤があります。
そして心に残るトラウマは、克服できるのか。
物語は、アンの勇気が試される終盤へと入っていきます。
ー結ー
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
ここは世界一危険な大会と言われている、パイプ・ライン・マスターズ。
大会には、雑誌に登場する人など有名人が多く出場していた。
しだいに大会の雰囲気にのまれていくアン。
予選が始まり、アンの順番がやってくる。
なかなか波に乗れないアンの一方、対戦相手が先にいい波に乗ってしまう。
しかし、相手はサーフボードと一緒に波に巻かれワイプアウトしてしまった。
そして、重傷を負い医療班に連れていかれてしまい、会場に緊張感がはしる。
そんな中、アンはなんとか波に途中まで乗ることができ、かろうじて得点を出し最初の予選を突破した。 だが、まだアンは波への恐怖と戦っていた。
そこへ、マットがアンの応援に駆けつけ、彼女を励ますのだった。
先程の試合で、アンは体を少し痛めてしまったが、次の試合にも挑戦する。
次の対戦相手は、サーフィンのテクニックが素晴らしく、つぎつぎ波に乗り高得点を出してしまう。 かたやアンは、一度も波に乗れない。
試合の残り時間が近づくとき、相手選手の気持ちのいいアシストのおかげで、アンはやっと波に乗ることができたが、ワイプアウトしてしまった。 体を海底のリーフ(岩)に打ち付けてしまうが、医療班には大丈夫と告げ、試合を続けるアン。
なにか吹っ切れたアンは、無心で波に向かうことができた。
そして、アンの前に大きな波が向かってくると、彼女は見事にチューブライディングを成功させ、最後まで波に乗ることができたのだ。
女性で初めて、チューブを制覇したアン。
残念ながら予選は破れてしまうが、観客やマスコミは、アンを大絶賛する。
岸に戻ったアンは、恋人マットに抱きつき、親友のイーデンとリーナ、そして妹のペニーが駆け寄り、喜びを分かち合う。
そして後日、アンはサーフィン雑誌の表紙を飾るのだった。
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.
サーフィンを題材にした、見事な王道のスポ根ものでした。
彼女たちのまぶしい笑顔、そしてどこまでも広がる青空と海が脳裏に焼き付きます。 ハッピーエンドで観終える本作に、しばらく充実した余韻が残りました。
引用元:ブルークラッシュ / © 2002 MIKONA PRODUCTION GmbH & CO. KG. All Rights Reserved.