映画「グレイテスト・ショーマン」 あらすじ

ジャンルを問わず一年中、映画漬けの生活を送っている、自称ゆるーい映画オタク⁉の私が

独断と偏見でオススメする、ミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」のあらすじ です。

 

 

以下は、詳しいあらすじです。 ネタバレが嫌いな方は読まないで下さい ネ。

あらすじ

 

ー起ー

引用元:グレイテスト・ショーマン / ©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

 

19世紀なかば、アメリカのコネティカット州のとある街で、P・T・バーナムは貧しい仕立て屋の息子として生まれる。

 

バーナムは父親の仕事を手伝うため、裕福な顧客の屋敷に一緒について行くと、そこでお茶の作法をつまらなそうに教わっていた、令嬢チャリテイと出会うことになる。 2人は幼いながらも、お互い惹かれ合い、やがて恋に落ちる。

 

しかし身分の違う2人は、チャリテイの父親に反対されてしまう。

それでも2人は、手紙をとおして、お互いの気持ちを育んでいった。

 

その後、バーナムは父親の死後、都会へと出て行くが都会の生活は厳しく、盗みを繰り返すその日暮らしの生活を送っていた。

 

そして青年へと成長したバーナムは、貿易会社に就職し、それをきっかけにチャリテイと正式に結ばれる。

 

数年後、バーナム夫妻は貧しいながらも2人の娘に恵まれ、笑顔の絶えない幸せな日々を送っていた。

 

だがある日、会社の貿易船が沈没してしまい、バーナムの会社は倒産してしまい、社員全員が突然解雇されてしまったのだ。

バーナムに残されたのは愛する妻と2人の娘、そしてぼろぼろの家だけになってしまった。

 

だが、バーナムには夢があった。

 

うまい具合に、会社から沈没した船の登録証を持ち出し、それを担保に銀行から融資をうけることができ、それを元手に新しい商売を始めることにした。

 

そしてニューヨークの一角に、「バーナムのアメリカ博物館」をオープンさせる。

そこは、世界中の蝋人形や動物の剥製など、奇妙なものを展示する博物館であったが、残念ながら見に来る者は、ほとんどいなかった。

 

そんな時、娘が「死んだものばかりだから、生きているものをおけば?」と。

彼はこの言葉をヒントに、ショービジネスの道へと歩んでいく。

 

物語は静かに、貧しいながらもバーナムとその家族の、幸せで温かい日々を伝えている序章部分から、バーナムのビジネスの才能を開花させ始める展開へ。

そして、バーナム博物館はどのように変わって行くのか、音楽と共に楽しみがふくらみます。

 

ー承ー

引用元:グレイテスト・ショーマン / ©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

 

小人症、ひげの生えた女性、大男、全身刺青の男、結合双生児の兄弟、有色人種の空中ブランコ乗りの兄妹など、世間から隠れるようにして生きてきた非常に珍しいもの達(フリークス)を集めたショー、いわゆるフリークショー(見世物小屋)のサーカスを始めるのだった。

 

恐る恐る彼らの容姿を見る人々は、ショーが始まると次第に満面の笑顔となり、拍手喝采を送った。 そして、ショーは成功をおさめる。

 

しかし、ショーを見た評論家には「ペテン師による低俗で下品なショー」と酷評され、市民からは冷たい目や言葉をかけられる。 

 

しかし、それをバーナムは批判をチャンスへと変えてしまう。

 

酷評した新聞を持ってきた人には割引チケットのサービスを、さらにペテン師と書かれた帽子を身に着けショーに出るなどして、大衆からは人気のショーマン、そしてサーカスは一躍話題となり、あっと言う間に劇場は軌道にのって行く。

 

一方、バーナム家族は裕福になったが、上流階級からは成り上がりのペテン師親子というあつかいだった。

そんな妻のチャリテイは、今の生活に十分幸せを感じていたが、バーナムはそうではなかった。

 

上流階級からも受け入れられなければ・・・と考えたバーナムは、上流階級で人気の劇作家フィリップ・カーライルと出会い、彼をショーの演出家としてスカウトする。

 

フィリップは、バーナムの熱烈な勧誘に押し切られ、しぶしぶ10%の取り分で承諾をする。 その後、初めて劇場を訪れたとき、有色人種の空中ブランコ乗りの妹、アンと初めて会い、恋心を抱く。

 

フィリップのコネのおかげで、バーナムとサーカスの仲間たちは、イギリスのヴィクトリア女王との、拝謁(はいえつ)を果たすことが出来た。

 

そこでバーナムは、欧州随一と評判のスウェーデン出身のオペラ歌手、ジェニー・リンドを紹介される。

 

バーナムの劇場は装いを変え上り調子、そして劇作家のフィリップを向かい入れ、さらに飛躍を遂げていくはずだったが・・・

オペラ歌手、ジェニー・リンドとの出会いが、転換点となってしまいそう。

彼女の歌声と美貌が、これからの波乱を予感させます。

 

ー転ー

引用元:グレイテスト・ショーマン / ©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

 

彼女のアメリカ公演を成功させれば、上流階級の仲間入りを果たし、娘たちも馬鹿にされないと考えたバーナムは、彼女のアメリカ初公演の演出を買って出る。

 

ジェニーの歌声は素晴らしく、ニューヨーク公演を大成功におさめたバーナムは、社交界や評論家から一目置かれる存在に上りつめて行く。

 

そして、フィリップに劇場の運営を任せ、自らはジェニーの公演に全てを注ごうと決めたのだった。

 

一方で、成功パーティーの場には、サーカスの仲間たちを入れることはなかった。

バーナムは成功とは反して、サーカスの仲間たちとは距離を置くようになっていく。

 

だが、劇場以外によりどころがない彼らは、必死にショーを続けたが、バーナムのいない劇場は次第に人気が落ちてゆく。

 

そして、次第に妻チャリテイともすれ違うようになり、またサーカスの仲間たちへの態度も冷たくなり、第二の家族のようだった彼らの心もバーナムから離れて行ってしまう。

 

フィリップはアンをデートに誘うが、たまたま出会ったフィリップの両親にアンは侮辱を受け、その場から去ってしまう。

フィリップは身分の差は関係がないと説得するが、アンはそんな彼を拒絶する。

 

その頃、バーナムは多大な借金を背負って、ジェニーの全米公演のツアーを行なっていた。

当初は順調に実績と名声を築き上げて行ったバーナム。

 

次第にジェニーは、バーナムに好意以上の感情を寄せていく。

しかしバーナムは良心の呵責(かしゃく)から、彼女の気持ちに答えることは出来ず、2人は袂を分かつ決断をする。

 

バーナムとの最後の公演終了時にジェニーは「お別れのキス」をするが、そのことで新聞一面のスキャンダルとなってしまった。

 

ツアー途中で家族の元へ帰ったバーナムは、家族と再会を喜ぶのもつかの間、サーカスのメンバーと揉めた客が劇場に火をつけてしまう。

 

フィリップは、燃える劇場内に取り残されたアンを救うため、果敢に炎の中へ飛び込んでいく。

 

しかし、フィリップは駆け付けたバーナムによって救出されたが、意識不明で病院に運ばれてしまう。

 

そして、劇場は全焼となってしまった。

 

追い打ちをかけるように、ジェニーの降板にともないツアーは中止となり、バーナムの邸宅は負債により、差し押さえとなってしまう。

さらに、バーナムに愛想をつかしたチャリテイは、娘と共に実家に帰ってしまった。

 

バーナムは、劇場、家族、財産、全てを失ったのだった。

 

よくある絶好調からの転落パターン。

全てを失ったバーナムは、何を思うのか?

がんばれ、前をむくんだバーナム!と画面に向かって応援をしてしまう。

 

そして感動への進展を期待せずにはいられない。

 

ー結ー

引用元:グレイテスト・ショーマン / ©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

 

全てを失い失意の中、肩を落とし独りバーで酒を飲んでいた。

 

そこへサーカスの仲間たちが、やって来る。

 

フリークな彼ら(サーカスの仲間たち)は本当の家族からも、うとまれる存在だったが、バーナムは居場所を作ってくれた、家族同然の付き合いもしてくれた。

サーカスの仲間たちは、彼を励ましサーカスを再建して欲しいと、たんがんしたのだ。

 

バーナムは、自分が何のために名声や成功を追い求めてきたのかを思い出し、そしてサーカスがいまや自分やフリークな仲間たちにとって、家族であり居場所なんだと気づかされた。

 

そしてもう一度、ゼロからやり直す決意をする。

 

重傷をおったフィリップもアンが見守るなか目を覚まし、回復していった。

 

バーナムは去った妻を追いかけ、自分がごうまんだったことを認め、二度と同じ過ちを冒さないと誓う。

 

ただ、新たなスタートを切ろうとはしたが、バーナムにはサーカスだけでは返済しきれない多額の負債を抱えていた。

 

サーカス劇場再建のため、いろんな銀行に融資を頼むが、どこも相手にしてくれずバーナムは意気消沈してしまう。

 

そんな彼を救ったのが、フィリップだった。

 

彼は、ショーの取り分の10%をずっと蓄えていたのだ。

そしてそのお金を、再建の費用に当ててくれるというのだ。

 

バーナムは新たなアイデアを思いついた。

それは劇場の代わりに、野原にテントを張り、そこを会場とするアイデアだった。

 

屋外のテントサーカスとしてよみがえった。

地上最大のショー「グレイテストショー」の開幕だ。

 

再開したサーカスは、観客に笑顔をもたらし大きな成功をおさめる。

そして、フィリップとアンは結ばれた。

 

バーナムはフィリップにショーマンの座をゆずり、妻と共に家族との時間を大事にするのだった。

 

まず、ストーリーのテンポが良く、最後まで分かりやすかった。

主人公のバーナムからは、タフさを教えてもらい、勇気をもらいました。

見終えたあと、気分が高揚し余韻にひたってしまう。 素晴らしい感動をありがとう。

 

引用元:グレイテスト・ショーマン / ©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

 

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